こんにちは、ワラベシンです。
年が明けて2022年になりはや1か月。
そろそろ国家試験も近くなり、このくらいの時期に話題に上がるのが
【協会入るべき、入らなくてもいいんじゃ問題】
ですね。

4月から理学療法士として働くけど、協会には入るべき?

協会に入るメリットってなにかあるの?
こんな疑問に答えます。
今後保険内診療に関わらない、かつ自律して研鑽できる人なら入らなくてもよい
※個人の意見です。
そもそも協会の入会や退会はいつでもできます。
自分に必要なら入ればいいし、必要じゃないと思えば入らなければ良いというだけです。
ですが、理学療法士1年目、右も左もわからないという状況であれば、協会に入るメリットはあるのかと考えます。
本記事を読むことで以下のことがわかります。
・協会に入るメリット・デメリットは?
・協会に入った方がいい人
ちなみにわたくし、ワラベシンはというと
・協会指定管理者(上級)
・認定理学療法士(代謝)
など
ゴリゴリの協会に身をささげている状態です。
国家試験を控えている学生さんや一人職場など相談できる人がいない若手の方に参考になればと思います。
それでは本題に入ります。
日本理学療法士協会って何?

私たちは理学療法士として、すべてのひとの健康と幸福を実現するために
一、「尊厳ある自立」と、その「くらし」を守ります。
一、真に求められる理学療法科学の探求と創造、そして自らの技能と資質の向上に努力します。
一、必要な提言や社会的行動を精力的に行います。
日本理学療法士協会HPより引用
日本理学療法士協会は上の理念をもとに
①理学療法士の普及活動
②理学療法ハンドブックなどの刊行物を通した普及活動
③理学療法士を国会議員に選出するための政治的活動
に取り組んでいる組織です。
協会に入るメリット3選

協会への入会・退会については個人の自由です。
協会に入会するメリットは大きく以下の通りです。
②:登録理学療法士制度など理学療法士としての指針がわかりやすい
③:理学療法士協会主催の研修や学会の参加費用等が安くなる
順番にみていきましょう
診療報酬・介護報酬改定時の情報を受け取れる
診療報酬は2年ごと、介護報酬は3年ごとに改定を繰り返しています。
厚生労働省のホームページを見ることで、情報収集は可能です。
しかし公的機関の情報は内容がわかりづらく、知りたい情報の収集・理解に時間がかかります。
協会からの情報内容は理学療法士向けにまとめられており、公的機関での情報収集よりわかりやすい傾向にあります。
登録理学療法士制度など理学療法士としての指針がわかりやすい
2022年度より【新生涯学習プログラム】が施行されます。

5年ごとの更新となる登録理学療法士制度を導入することで、知識・技術の維持・向上を目的とした制度となっています。
また、そこからさらに専門的な学習を行うにあたり、認定・専門理学療法士の取得などセラピストとして目指すべき方向性が示されています。
新卒者など、個人の理学療法を実施するうえでの考え、臨床推論に自身のない方は利用価値が十分あると考えます。
詳細は協会ホームページの新生涯学習制度についてをご覧ください。
新生涯学習制度についてはこちら
理学療法士協会主催の研修や学会の参加費用が安くなる
協会は各種講習会や研修会、学術大会を実施しています。
協会も活動を行うにあたり当然準備費用が必要ですので、参加の際受講費が必要です。
しかし協会所属の理学療法士は協会員費用で受講が可能であり、かなり安く受講することが可能です。
協会が主催する講習会・研修会については下記リンクからどうそ。
講習会・研修会はこちらから
その他
他にも
・賠償責任保険に加入することができる
などのメリットがあります。
特に理学療法学は2021年からホームページからPDFでダウンロードする形になりました。
今まで2月に一度くらいのペースで送られてきて、地味に本棚を圧迫していたのでありがたいです。

詳しくは協会のホームページをご覧ください。
日本理学療法士協会ホームページはこちら
協会に入るデメリット

個人的に唯一にして最大のデメリット。それは
これにつきます。
会費が高額
理学療法士協会の年会費は以下の通りです。
都道府県の会費は住まいにより多少変わるかもしれませんが、ざっくり2万円ととらえて問題ないかと思われます。
またこれは年会費のため、毎年支払いが必要な金額となります。
僕・私は協会に入った方がいいの?


結局俺は協会に入った方がいいの?
ここからは私個人の意見になりますが、「こんなひとは協会に入るのもありだよ」という例を紹介したいと思います。
②:自己研鑽を続けられる方
医療・介護保険の領域で働いている方
私たち理学療法士の給料を決める要素は診療報酬、介護報酬が大部分を占めます。
そのため、理学療法士の国会議員を選出、後援していくことで、セラピストに不利な改定が行われないようにしていく必要があります。
自己研鑽を続けられる方
メリットにあげているもののほとんどは、学術的な支援がほとんどです。
つまり、【自発的な学習・研鑽にはサービスしますよ】というメリットということ。
協会の示す指針に沿いつつ、研鑽を続けるのであれば、入会するメリットになるかと考えます。
逆に言うと「私は就職したら勉強する気は一切ありません!」という人は入会のメリットは0です。
もう一度言います。0です。
悩んだら「入会後に休会」も選択肢の一つ

休会を行うことで、年会費の支払いが必要なくなります。
新型コロナウイルスの影響でオンラインで無料、もしくは経費を安くて学べる機会が増えています。
休会して浮いたお金でそういったサービスを活用して学習を行うのも一つの手かと思います。
なお次年度の休会の申請は今年度の2月20日まで行う必要があります。
休会の申請はこちらから
ちなみに私は休会はしたことがありませんが、育休を取得して協会費の割引を申請したことがあります。
詳しくは下記のリンクからどうぞ!
まとめ

日本理学療法士協会に所属することで、さまざまなメリットを享受することができます。
②:登録理学療法士制度など理学療法士としての指針がわかりやすい
③:理学療法士協会主催の研修や学会の参加費用等が安くなる
しかし、デメリットとして高額な会費が挙げられます。
ご自分の状況に合わせて休会申請を行うなど、柔軟に対応していきましょう。
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今回も最後まで読んでいいただき、ありがとうございました!
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