おはようございます、ワラベシンです。

会社を退職したけど、健康保険はどうなるの?

国民健康保険か協会けんぽの任意継続保険に加入するって・・
どっちがお得なの?
こんな悩み、疑問に答えます。
結論
・保険料を比較して料金が安い方に加入
・迷ったら任意継続保険
会社を退職し、次の就職先が決まっていない方の場合、国民健康保険(以下:国保)か協会けんぽの任意継続保険(以下:任保)に加入する必要があります。
会社員として生活していれば、まず加入することはないと思いますので、「よくわからない」という方が多いでしょう。
今回は不本意にも退職し、次の就職先も決まっていない方に向けて、【実際どっちがいいの?】という点を解説します。
・本記事は【国保と任保ってどっちがいいの?】という疑問に答えます。
・私は2か月間無職の期間があり、任保に加入していた時期があります。
・一点注意
【家族の被扶養者になる】という選択肢もありますが、今回は省きます。
そもそも国保と任保って何?

そもそも国保と任保がなんなのかよくわからないという方に向けて簡単に解説します。
まとめると以下の図のようになります。
(協会けんぽHPより引用)

国民健康保険(国保)
他の保険制度に属さないすべての人が加入します(詳しくは担当課に相談)。
フリーランスの方などはもれなくこちらに加入となります。
・就職などで社会保険に加入した場合は脱退します。
・手続きはお住いの市役所などの国民健康保険担当課です。
・手続きには社会保険の資格喪失証明書(退職時の職場でもらう)が必要です。
協会けんぽの任意継続保険(任保)
加入条件は以下の2点です。
・2ヶ月以上社会保険に加入していた
・退職後20日以内に申請
加入期間は2年間限定です。
脱退の条件は以下になります。
・加入後2年が経過したとき
・1日でも支払いを滞納したとき
・就職して社会保険に加入したとき
手続きは協会けんぽの各都道府県支部で、資格取得申出書の提出が必要です。
保険料はいくらなのか?

気になる保険料ですが
国保:世帯人数や前年の所得などで決まる(市役所等に相談)
任保:目安は退職時の健康保険料の2倍(念のため職場に確認)
となります。
しかし、健康保険料の自動計算サイトもあります。
国保と任保の比較も可能です。
どうしても市役所等に行く時間がない方などは参考に利用してみるとよいです。
扶養家族の有無で変わる

国保と任保で決定的に異なる点は【扶養の考え方】です。
国保には扶養という考え方がありません。
よって加入する人数によって保険料が異なるのに対し、任意継続では条件さえ満たせば扶養家族として保険証を追加することができ、追加の保険料はかかりません。
つまり、扶養家族が多い方であれば、任意継続を選択する方がお得といえます。
結局どっちがいいのか


うーん、それでもどっちがいいかわからない・・
このような方もいると思います。
その場合は取りあえず任保に加入することをお勧めします。
いったん国保に加入してしまうと任保への切り替えはできなくなるのに対し、任保から国保に切り替えることは可能だからです。
まずは任保に加入しておいて、やっぱり国保の方がいいということであれば、切り替えればいいだけです。
まとめ

会社員は保険料の半額を会社が支払ってくれています。
国保にしろ任保にしろ全額支払うというのは、なかなかお財布に厳しいです。
事前に調べて少しでも安い方を選択できるよう、この記事が役立ってくれればうれしい限りです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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