おはようございます。ワラベシンです。お久しぶりです。
本業も少し落ち着きましたので、またブログを再開しました。よろしくお願いします。
さて、本日は短い言葉、時間で伝える技術に関して書いていきます。
先に結論だけ述べると【結論⇒根拠⇒例えばの順で話すべし】です。
なぜあなたの話はうまく理解されないのか?
「こんなに熱意を込めてプレゼンを行ったのに、なぜみんな分かってくれないんだ!」
こんな経験あなたもありませんか?残念ですが、私も割とあります。
色々理由はあると思いますが、比較的多い傾向は以下の通りです。
「うんうん、わかった。熱意は伝わるよ。で、結局何が言いたいの?」
これです。これにつきます。報告・連絡・相談であったり、プレゼンであったり、質問であったり、発言する機会はありますが、
そもそも人は聞いた話を【1時間後には42%、1日経つと66%】しか覚えていないといわれています(エビングハウスの忘却曲線より)。

なので熱意をもって長く説明しても、そもそも聞いていないし覚えられないのです
結論(主張)から述べよ
ではどうすれば相手にうまく伝わるのか。それは結論から述べることです。
以下の2つの文章を比べてみてください。
①「分析した結果、Aプランはこんな状況で、Bプランはこんな状況です」
②「現時点ではAプランを優先させるべきです」
どうですか?明らかに下の文章の方が主張がわかりますよね?
①の文章は事実を羅列しただけとなっており、結局どうするべきなのか?何が言いたいのといった点が不明瞭となっています。
逆に②の文章はまず結論を述べているので、方向性や主張したいことは明確にわかります。
このように結論を述べた後に、「分析した結果、Aプランの方が○○と○○と〇〇の3点で優れています」といった根拠を述べるとよいでしょう。
結論を裏付ける根拠を述べる
結論を述べるからには理由(根拠)が必要です。なんとなくいいと思ったでは人は納得してくれません。
では根拠は多ければ多いほどいいのか?というとそうでもありません。
根拠が多くなるほど話が長くなってしまうため、どこか重要かがわかりにくくなりますし、聞く側の集中力が切れてしまう可能性もあります。
かと言って1つだけだと説得力がなく、論破されてしまうこともあります。
そう考えると根拠は3つ程度でよいでしょう。
結論⇒根拠はロジカルであれ
①「雨が降りそうだから、傘を持っていこう」
②「雨が降りそうだから、筋トレしよう」
2つの文章を比べてどうでしょうか?①の文章はまぁ意味としてはわかりますよね。
ですが、②の文章は意味が通じないですよね。まぁ筋トレは大事な自己研鑽ですけど、雨が降りそうだからという理由には結び付きにくいですね。
もちろん自分の中では意味が通じることがあるのかもしれません。雨の日は筋トレをしているといった習慣があるのかもしれません。
しかし意味が通じるかどうかを判断するのは相手です。話す自分だけが理解できるものではだめで、聞き手がそう判断できるかが大事です。
たとえ話はイメージさせることが大事
ここまでは【結論⇒根拠】までを説明してきました。最後に【根拠⇒例えば】について説明していきます。
みなさんが物を買うときってどういうときですか?勿論必要だから買うとは思いますが、最後の決め手は【それを使っている自分を想像できたとき】ではないでしょうか?
結論⇒根拠でいくら正論を述べられても、具体的なイメージができないものは上手くいかないのではないかと躊躇してしまうでしょう。
ロジカルであり論理的に正しくても、イメージができないものは手が出しにくいんです。
ではどうすればイメージを描いてもらえるのか?2つの手法があります。
1つは当然ですが、【ビジュアルを見せること】です。
言葉だけでなく、絵や写真や動画で見せるといいですね。
しかし全く関係ない写真を提示すると逆に混乱を招きますので、あくまで、「こういうイメージを相手にわかせたい」というものを使いましょう。
もう一つは【「たとえば」と言って、具体的な事例を出す】ことです。
私はユニクロが大好きなので、ユニクロを例に説明していきます。
結論は「ユニクロが好き」です。
理由としては「安い」「質が良い」「店員さんの対応が素敵」があります。
ここまでで結論と根拠を述べています。
次に「安い」の理由をあげます。例えば「土日はセールをやっているし、PayPay利用者はヒートテックを1着買うと、もう1着ついてくることがある」ということだとします。
この「例えば」の部分でイメージを抱かせます。
一つの文章にすると以下のようになります。
「私はユニクロが好きです。理由は3つあります。まず安い。土日は大抵セールをしていますし、先日はPayPayを利用してヒートテックを購入すると、もう1着ついてきました。次に質が良いことです。白シャツなどは洋服店と比べても遜色なく、仕事着として利用することができます。最後に店員さんの接客が素敵です。決して押し売りをすることはなく、こちらから尋ねると親切に対応していただけます。なので私はユニクロが好きです。」
これゆっくり読んでも1分はかからないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
自分の分析したことや努力してきたことは、どうしても話したくなるので話が長くなりがちです。
そこをグッと堪えて、①何を言いたいのか、②そこからどうしていくのか、ということを伝えることが重要です。
特に社長や上司など目上の方は時間が限られています。その少ない時間の中で自分の意見を聞いてもらうためには、【ますは結論(主張)】から言いましょう!
最後に、この記事の内容をまとめた図を下に提示しています。これにあてはめながら、自分の主張したいことをまとめて話してみてください。きっと何かが変わるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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