ティーチングとコーチングの使い分け【失敗例と対策あり】

リハビリ・医療関係

おはようございます、ワラベシンです。

新年度になり職場で後輩指導に関わる方も多い時期かと思います。

どういう風に教えるのがいいんだろうか?
どこまで教えていいものか?

今回このような疑問に答えていきます。

この記事を読むことで

①ティーチングとコーチングの違い
②それぞれの使い分け

ここの基礎が理解できます。

結論から述べると
相手によって使い分けましょう!
普段からの小さなかかわりが重要です!

ティーチングとコーチングの違い

ティーチングとは

ティーチングはいわゆる上司と部下の関係でよくみられる、【答えを教える】【~をするように命令する】などの行為です。

知識を与えることで必要なレベルに引き上げるときに用いる手法です。

上司と部下の関係以外にも、学校での先生から生徒への授業もティーチングに当てはまります。

コーチングとは

コーチングとは【目標達成に必要な知識、スキル・ツールがなんであるかを棚卸し、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセス】と定義されています。

なんだかよくわからないので簡略化すると
コーチングとは【答えを作り出すサポート】をすることです。

傾聴や質問、承認という手段を用いて、相手に気づきを与え、プロセスを身につけさせる手法です。

【 答えは自分の中にある 】という原則に基づき、相手を導いていくというイメージですね。

どうやって使い分けるのか

ティーチング:重要度・難易度が高く、(相手の)スキルが低い
コーチング:重要度・難易度が高く、(相手の)スキルが高い

このように使い分けます。
下記に解説しますね。

新卒の方や初心者さんには、まずティーチングから!

以下は臨床指導者の男性と新人の女性(入職2週間ほど)との会話の一場面です。
(実際に見かけた場面です)

なんか質問ある?なんでもいいよ。

えっと、大丈夫です。

じゃあ、あの患者さんの歩き方はどうしてああなると思う?

ええ、と・・・。

鬼か!と

新人といっても国家試験を合格しているので、最低限の知識は身につけています。

持っている知識を引き出すのが先輩の役割ですが、これではただの丸投げですね。コーチングですらありません。

新人さんや初心者さんは会社に入ったばかりで、社内のルールや仕事の進め方もわかっていません。

まずは社内でのルールや仕事の基本的な進め方を教えましょう。セラピストであれば、職場の規則やカルテの書き方などですね。

そのうえで実際に仕事に取り組んでみて、わからないところや手が止まるところを確認しながら、再度指導するのが良いでしょう。

1回指導しただけですべては覚えられません。

また臨床についてであれば、国家試験の勉強を行った知識はあるはずなので、その知識と実際の臨床を結び付けるようにすると理解がしやすいです。

上記の指導者の先輩の場合は
まず、実際の患者さんを通して、仕事の進め方の説明・確認を行う。次に実際の臨床に関することを相手のレベルに合わせてきいてみるといいですね。

具体例を以下に書いてみました。このようにうまくいくかは別ですが、参考になれば幸いです。

介入が終わったけど、次は何するかわかる?

次の方の介入か、時間があればカルテを書いたりですか?

そうそう。次の方までは10分程度時間があるから、話をしながら先にカルテを書こうかな。
さっきの方は脳血管疾患の方なんだけど、評価項目はわかる?

えっと、感覚とか、関節可動域とかですか?

そうそう!他には筋力とかも必要だけど、この病院の場合は初回に基本動作や日常生活動作の評価も行うよ

新人さんはわからなくて当たり前。わかるまで繰り返し教えましょう!

ある程度経験を積んできたらコーチングへ

以下もよくありがちな場面です。というかあった場面です。

先輩。〇さんの装具のことで相談なんですが・・。

あー〇さんね。あの人は~~だからこの装具がいいと思うよ。

(別の装具がいいと思ったけど、先輩がそう言ってるなら)わかりました。ありがとうございます。

答えを言ってしまう典型です。

女性は別の案を考えていました。しかし、先輩が別の案を提案したため、そちらを採用してしまいます。

結果としてその案を採用したことで問題がなければまだいいのですが、後輩の女性の学びになるかというといまいちですね。

ある程度経験を積んでいくと、【 自分の意見 】が芽生えます。この自分の意見はこれまでにえた【知識】と【経験】によりできています。

つまりある程度であれ、自分の中で答えはできているんです。

上記の先輩のように、教えすぎるとせっかくある自分の意見を外に出す機会を奪いかねないです。

そうすると、自分の意見を言わなくなったり、「あのひとが言うからこっちにしよう」ということになります。

ある程度経験のある人に対しては、意見を押し付けすぎず、引き出すようにしましょう。

相手の中にも【自分の意見】がある。それを引き出せるように質問をすること

まとめ

具体例も交えて解説しましたが、そもそも普段から話をする間柄ではないとコーチングもティーチングもありません。

まとめて話を聞くんではなく、毎日こまめに話して、「あ、この人相談しやすいな」というイメージを植え付けましょう。

ティーチングもコーチングも基本は【 相手の話を聞くこと 】です。

また後日話を引き出すスキル等について解説しようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

なお今回の記事ではこちらの書籍を参考にしています。

ストーリー形式で読みやすく是非参考にしていただけたらと思います。

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